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現地での語学学校選び。

ネットやパンフレットのみの情報で、地球の裏側にある学校に何十万円もの金額を払う決意をするのには、結構勇気がいりますよね。しかも金額はどこも似たり寄ったり…
筆者(ともち)の場合ある程度の情報と直感で決めましたが、まぁまぁ悪くは無い学校に通うことができ、友達もたくさんできたので結果オーライという感じでした。学校やエージェントが提示する情報をもとに、どのように語学学校選びをすればいいのか、6つのポイントをお教えします!

①授業の時間

語学学校にはフルタイムとパートタイムの授業があり、それぞれの長所、短所があります。

【パートタイム】

長所…
朝からお昼過ぎ(1時くらい)までの授業になるので、学校後にアクティビティ等、プライベートの時間を十分とることができます。語学学校とバイトを同じ時期に考えている場合は朝から昼まで学校、夕方から夜まで仕事と、無理なく両立ができます。また、当然フルタイムに比べて授業時間も少ないので、学費を抑えることができます。

短所…
海外に出て初めの1ヶ月は当然友達も少ないので、毎日遊びに行くにも限界があります。
2~3週間目で少し退屈に感じてくるかもしれません。

【フルタイム】

短所…
学校とバイトを両立する場合、少しタイトなスケジュールになります。
バイトを週2~3日で両立する程度なら問題ないでしょう。

長所…
1日中英語環境に居ることができます。
何かんだ言っても始めは同じ国籍の友達同士で固まってしまうものです。
学校が終わると日本人の友達と遊びに行ったり、街を探索してみたり、携帯の契約等について調べたり、新しい家を探したりと、生活のベースとなる知識を付ける為の準備をするにはどうしても日本語で話せる友達と行動する方が効率的。始めの1~2ヶ月はなるべく学校に長くいて英語に浸るのがオススメ。

筆者(ともち)の場合はフルタイムの学校で朝9から夕方4時まで授業を受けました。
始めの1ヶ月は環境にも慣れず、日常生活をするだけですごく疲れ、学校が終わってホームステイ先に帰ると少し寂しい気持ちになっていたので、ホームシックを紛らわす為にも、なるべく忙しい状況を自らつくった方がいいでしょう。

②コース

学校によって授業のカリキュラムが違います。
自分が英語をする目的に合わせて選びましょう。
TOIECやIELTに力を入れたいならその授業が選択できる学校で、カフェで働きたいならカフェトレーニングがある学校で…というのが一般的な考えですが、正直に言います。ほとんどの人が3ヶ月~半年という短い期間で語学力を伸ばす為に語学学校に通うでしょう。そうなると、目的を絞って集中的に何かについて学ぶというより、広く浅く授業を選択できる語学学校選びをお勧めします。

現地に行くと色んなインスピレーションを受けて、また現実を知って、ほぼ100%の学生たちが当初の計画から何かしら変更します。始めに「私はTOIECスコアを伸ばすんだ!」と考えてガッツリその授業をとっていたけど、よく考えたらそれより先にもっとリスニングとスピーキングを伸ばした方が実践的な英語が身に付くんじゃないか…?という疑問が湧いてきたり。

現地の学生が口を揃えて言うのは、「資格を取るための勉強は日本でもできる」ということです。

TOEICやIELTの勉強をしようとなるとどうしても図書館や部屋にこもって暗記をする作業が必要になります。そんな毎日を海外で繰り返していると「あれ、これって日本でできるじゃん…」という気持ちになるんです。大学入学等、短期でスコアを伸ばす理由がある人は別です。

が、1年間前後のワーキングホリデーで働きながら英語力を伸ばしたいと考えているのであれば、部屋にこもって勉強するよりも、人脈を増やしてどんどん会話していく方が100倍充実した留学になるでしょう。

③生徒の人数

語学学校によって生徒数が大体定められています。
小規模だと10~50人、中規模だと50~100人、大規模だと100人以上。
筆者(ともち)としては中規模の50人当たりがオススメです。

小規模すぎると、周りの生徒や先生が肌に合わないと感じても同じ人と付き合って行くしかありません。大規模だと授業中に発言をする機会が減るので、スピーキングスキルは伸びにくいでしょう。(特に日本人は消極的なので)

中規模であれば生徒と先生の距離もある程度近く、小規模校に比べてコースが充実しているので途中である程度の変更も利きます。

が!!意外な落とし穴も。

大切なのは、学校の生徒数よりも人クラス当たりの生徒数を把握することです。いくら小規模といっても、人クラス当たりの人数が20~30人いたのでは授業中に発言するチャンスが減りますよね。逆に中規模、大規模校でも人クラス当たりが10人以内くらいであれば、きちんと生徒一人一人が発言できる環境になります。クラス当たりの生徒数を出している学校は少ないかもしれませんが、もし可能であればそこもポイントとして抑えておきましょう。

④日本人の割合

正直に言います。学校のパンフレットに記載されている「日本人の割合」は、ほとんどの場合当てにならないと言っても過言ではありません。苦笑

なぜならあの数値は飽く迄「学校全体の日本人の割合」であって、1クラス当たりの割合ではないからです。しかも、時期にも大きく左右されます。新学期が始まる3月~5月は新しく日本から海外留学にやってくる生徒が多いため、4~10月頃は語学学校に日本人が多く、冬から春にかけては学校自体の人数(日本人含め)がどっと減ります。時期を選べるのであれば、日本人が少ない時期10月~2月頃を狙って入校するのも一つの手かもしれませんね。

また、南アメリカや北欧から来る学生に比べ、日本人の英語力は平均的にすごく低いです。なのでクラス分けの際に下のレベルに入れられることがほとんど。そうなると周りには日本人、韓国人だらけになります。留学前にある程度英語力を上げておくことで、始めのクラス分けで上級クラスに入れるので、日本人がほとんどいないクラスに入れる可能性が高くなります。

学校自体の日本人の割合を気にするよりも、日本にいるうちに英語力を上げることに意識をむけましょう!

⑤入校日の頻度

これはあまり着目されていない点かもしれませんが、学校毎の入校頻度もチェックしておきましょう。入校頻度とは、月に何回入校のタイミングがあるかということです。

この入校頻度が高すぎる学校はあまりおすすめしません。例えば、A校の入校タイミングが1週間に1回(毎週)だったとしましょう。入校が毎週あると言うことは、毎週生徒が入れ替わると言うこと。せっかく仲良くなれそうな人に出会ったと思っても1週間後に卒業なんてこともざらにあります。プラスに考えれば「出会いのチャンスが多く、色んな人に出会える」ということですが、本当の友達を作るには時間がいりますよね。実際に、毎週入校と卒業がある大規模校で、上手く友達を作れないと悩んでいる子がいました。第一優先事項ではありませんが、語学学校選びをする際に入校時期もチェックしてみましょう。

⑥日本人カウンセラー

筆者(ともち)としては、日本人カウンセラーのいる学校への入校をお勧めします。

そんなに頻繁に頼る機会はありませんが(無い方がいいですが)始めは何かと不安要素が多いものです。「何か問題が起きたら日本語で意思を伝えられる」という事実があるだけで安心します。

またコースの変更や授業料関係のこと等、特にお金が絡んでくることは日本語でコミュニケーションをとれた方が安全です。「私は英語を駆使して意思を伝えるんだ!」という意気込みもすごく大切ですが、意思疎通が充分にできないまま事が進むと取り替えしがつかないことになる危険性も。自分の英語力と、あり得るリスクを想定して日本人カウンセラーがいる語学学校を選ぶかどうかを判断しましょう。