キャッシュパスポートとは?

クレジット会社からお金を借りるクレジットカードと仕組みが違います。キャッシュパスポートの専用口座に予めお金を振り込んでおき、マスターカードとして使用、または現金として引き落としができるカードです。カンタンに言えば、プリペイド式のクレジットカードのようなもの。クレジットカードのキャッシングに慣れていないから少し不安…という方は海外キャッシング付きのクレジットカードに合わせて持っておくと安心です。プリペイド式のためお金を使いすぎることがありません。

例えばこんな使い方ができます…

予め$3000(約30万円分)ほどキャッシュパスポート専用口座に振り込んでおく

→現地に到着後、家賃の支払いで$800必要になったので、マスターカード対応のATM、又は銀行で現金$800を引き落として、大家さんに現金を手渡し。

→現地で買い物をする際にマスターカードとしてキャッシュパスポートを使用。
$20の物を買ったので、専用口座から$20引き落とされる。

  残額が$2800(約28万)ほどになる。

デメリット(為替状況)

キャッシュパスポート専用口座に振り込む際に、どこの国の通貨として振込をするのかを指定する必要があります。

為替レートは、キャッシュパスポートの提示する「本日のレート」を基準としたレートになるので、やや割高になります。(手数料が含まれているため)この数値は一般の為替レート金額に手数料が上乗せされた金額になります。基本の為替レートが悪ければそれだけ損をすることになるので、日本円のレートが悪い時期に大金を変換するのは有効な手段と言えません。

例えば…

 為替レート:カナダ$1=84.26円
 キャッシュポート「本日のレート」:カナダ$1=89.80円
  ※手数料が含まれるので、やや高くなります。 

これを基準に、日本円10万円をカナダ$に変換する場合…

為替レート:日本円10万円=カナダ$1190

キャッシュポート「本日のレート」:日本円10万円=カナダ$1113

10万円をカナダ$に変換した場合、$77($1=84円計算)の手数料とられるということになります。

因みに、同じ日の「マスターカード為替レート」は $1=83.38円。
タイミングによっては、クレジットカードからの海外キャッシングの方がお得になります。

解決方法

出発するタイミングの日本円レートが悪ければ最低限(5~10万程度)のみ変換して出発し、現地についてから為替のタイミングを見つつ、ネットバンキングからネット上で振込をするという方法がオススメ。キャッシュパスポート専用口座への振込は、ネット上でも可能です。郵便局や銀行でネットバンキングを使える設定をしておいて、ネット上で上手にお金を動かしましょう!そうすれば「あの時に一気に通貨変換しなければよかった…」という後悔をせずに済みますね!
日本円と海外通貨を上手に管理する為にネットバンキングの設定は必要不可欠!留学が決まったら出発の2~3ヶ月前には、ネットバンキング利用の準備をしておきましょう。

キャッシュパスポートを持つメリット(クレジットにないメリット)

・プリペイド式なので、使いすぎる心配が無い

・もれなくスペアカードが付いてくるので、紛失や盗難にあっても安心

・ネット上で残高確認ができる

為替レートは若干高くつくものの、海外での支払い手段は多い方がいい。何事も年には年を重ねておきましょう。年間費、入会費無料なので持っていて損をすることはありません。

留学準備の一つとして、キャッシュパスポートも契約しておきましょう!

公式ページ :キャッシュパスポート