2023年3月にマレーシアで出産をし、28日間、産後ケアセンターに滞在しました。
マレーシアでの出産費用や準備についてのブログは多々見かけるのですが、産後ケアセンターについて日本人の経験談が少なかったので、備忘録としてブログ記事にしてみました。
Contents
マレーシアの産後ケアセンターに入った理由
・里帰り出産だと、子供のパスポートとビザを取るまでマレーシアに戻れない
・犬と猫を飼っているので、夫が長時間家を空けられない(日本で出産した場合会いに来れない)
・立ち会い出産をしたかった
マレーシアでの出産 簡単な流れ
少し余談ですが、せっかくなので、マレーシアでの出産の流れを書き留めておきます。
私の場合は、陣痛誘発剤を使っての計画分娩でした。
理由は、出産予定日あたりは担当医が不在とのことで、予定日より1週間ほど早めの出産を勧めらたからです。
マレーシアでは、ドクターが有休に入るという理由での計画分娩はあるあるみたいです^^;
日本では、巨大児など特別な理由がない場合誘発分娩をすることは少ないかと思いますが、お腹が重たく足腰への負担が激しかったので、
早く軽くなるなら、そして早く赤ちゃんに会えるなら…と誘発分娩を選択しました。
計画分娩当日は、クアラルンプールのグレンイーグルス病院で、夜8時頃にチェックインをして入院。
夜に誘発剤を打って、翌朝に産まれました。
ちなみにマレーシアでは日本より無痛分娩が進んでおり、無痛分娩を選ぶ人も多いらしいです。
麻酔も3段階あり
①無痛分娩
②注射麻酔
③マスクをしてガスの麻酔を入れる
無痛分娩は90%くらい、注射・マスクは60%くらい痛みが和らぐらしく、分娩の途中で「麻酔するか?」と何度も聞かれましたが、最後までNOと言い続け、麻酔なしで産みました。
マレーシアにお住まいの日本人に「無痛分娩はしない」というと、かなり驚かれたので、
こちらで日本人が出産する場合は無痛分娩が主流なよう。
さらに現地の人も、注射麻酔かガス麻酔をすることが多いようです。
ちなみにグレンイーグルス病院には日本人通訳の方がいますが、通訳なしで出産しました。
日常会話はできるので、出産数日前から専門用語(へその緒、羊水、会陰、いきむ、etc,,,)を頭に入れておけば、全く問題ありませんでした。
余談ですが、「便=stool」「排便=pass motion」は覚えておくと良いです。
中華系、インド系の助産師、マレー系のドクターに赤ちゃんを取り上げてもらうという、貴重な経験ができました。
私の出産日はシングルルームの空きがなく、4人部屋だったので居心地が悪く、1泊での退院を希望。
産後1泊の入院を終え、産後ケアセンター「woyo confinement center」に移動しました。
参考までに、麻酔なしの誘発分娩、一泊入院の費用は、約RM9000でした。
中華系マレー人の産後ケアセンター
私が入ったのは、woyo confinement center。
簡単な、施設概要・サービス内容はこんな感じです。
・基本的に28日間の滞在パッケージ
・24時間ベビーケア(カメラで赤ちゃんの様子を見れる)
・ミルク、オムツ無料
・搾乳機が部屋に備え付けあり
・3食+間食2食付き
・日替わり漢方スープ
・ツバメの巣スープ2回
・ドクターが来て簡単な健診あり
・マッサージ2回
・シャンプー2回
・定期的にセミナーあり(授乳や育児についての知識)
・沐浴指導
・シングルルームなら夫滞在可能
・日用品、服などは全て部屋に揃っている
私の産後ケアセンター選びの条件
・赤ちゃんの数に対して、ベビーシッターの数が充分いる施設がよかった
・外国人向けサービスではなく、ローカルの産後ケアセンターに入ってみたかった
(外国人や日本人向けサービスは、必要以上に豪華&高価)
・中国の漢方に興味があるので、中華系の施設がよかった
・辛い食べ物が苦手なので、マレー系の施設は避けたかった
・ホテルっぽい雰囲気より、アットホームな雰囲気の施設がよかった
・ママのケアの充実より、赤ちゃんが安全&快適に過ごせることを優先条件とした
産後ケアセンターを探す際、Googleマップで家から車で20分圏内くらい&星評価のよい施設をピックアップし、自分の条件に合った施設に片っ端から金額、サービスの問い合わせをしました。
woyo confinement centerは、本当にスタッフ全員の感じが良くて親切で、産後心身ともに弱っている私にとって、とてもありがたい環境。
ホームステイや寮にいるような、アットホームな施設でした。
マレーシア産後ケアセンターの金額
woyo confinement centerの場合、28日間の滞在、上記のサービス、備品全て込みでRM15,000でした。
(パッケージ内容や部屋タイプによってよって金額が変動)
数件問い合わせましたが、28日間の滞在、同サービス内容だと大体どこも同じような金額です。
特別サービス内容が充実している施設や、高級志向の施設は金額も上がります。
マレーシア人の方は、産後1ヶ月の間は家にベービーシッターを呼ぶか(住み込み、または通い)
産後ケアセンターに入るか、どちらかの方法を取る人が多いようです。
ベビーシッターを家によぶ場合、赤ちゃんの世話だけでなく、ママの食事の用意やマッサージなど、体のケアもしてくれるそうですが、食材費などは自分で支払う必要がある&チップ的な謝礼金が必要になるので、結局RM10,000くらいになるそうです。
私の場合、家に人見知りの犬と猫がいるので、家に毎日人を呼ぶことが難しく、
仮にマレー系のシッターさんの場合、犬を別の部屋に隔離しておかなければならないため、
産後ケアセンターに入ることにしましたが、数万円の差で、衣食住+24時間赤ちゃんの世話をしてくれるので、
産後ケアセンターに入ってよかったと思いました。
産後ケアセンターで、現地人のママ友もたくさんできました!
産後ケアセンターに入った感想
初めての出産、子育てで不安やわからない事がたくさんで、全てが未知でした。
日本から親がヘルプに来てくれるとしても数日〜数週間だけで、あまり頼りにできないな…という状況の中で
ゆっくりと体をやすめながら、赤ちゃんの扱い方、授乳についてなどをゆっくりと教えてもらえる産後ケアセンターに入って
本当によかったと思います。
マレーシアでの出産を決意したものの、ワンマンでやっていけるか不安でいっぱい…という方は
1ヶ月間、産後ケアセンターに入るのも、すごく良い選択だと思います^^
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