世界基準で「日本の常識は常識じゃない」と思った方がいい

マレーシア生活情報

海外で生活をしていて、また海外の企業で働いていて

いつも痛感すること、それは「日本の常識は常識じゃない」ということ。

日本人が「当たり前」と思っていること、

言わなくても「これが普通」だと思っていること、

そんな基準は、日本人以外の人達と関われば関わるほど

忘れざるを得なくなります。

 

世界の基準

 

会社で言うと、お給料。

残業した分や、手当は当たり前に正しい金額が振り込まれるのが日本ですが

海外の企業では、少なめに振り込まれることも多々。

これはマレーシアで働いているインド系企業だけでなく、

カナダで働いていたカフェやスーパーでもあった話しで、

他のカナディアンの企業で働いている人も同じ様なことを言っていました。

毎月、きちんと自分の労働時間と給与明細を確認して

正確な金額が振り込まれているか確認した方が身のため。

まったく、いらん仕事を増やしてくれます…^^;

 

他にも、以前の記事(マレーシア豪遊的生活の、ウラ話)でも

触れたことがありますが

賞味期限問題。

 

賞味期限が切れているものを当たり前に売っていたり

余裕で賞味期限内なのに、明らかに匂いがおかしくて腐っている…

なんてことも割と珍しくない。

こんなこと、日本で起きたら大問題。

すぐに全国ニューズに取り上げられ、倒産の危機じゃないか…。

 

要するに「自己管理が大切」ということです。

 

もちろんしっかりとサポートしてくれる面もあります。

例えば、先日不幸ごとがあって急遽日本に帰国しなければ行けなくなった時

日本企業ではなかなか難しいこともあるかもしれませんが

有給などを組み合わせて5日間の休みをくれたので

知らせをうけた翌日から、一時帰国することが出来ました。

家族に何かあった時のサポートは、日系より海外企業の方が

手厚いんだ…

きっと根本的な考え方として、

仕事と家族に対する優先順位が日本と違うんだろうな。

 

 

一方では、

「えっ、、、、!!これ日本でやったら大問題!」

と感じることも日常茶飯事。

それでも「オッケラー」(マレーシアの方言でOK)って

平和に行きてる人達を見ると

あっちから見ると「日本人、あいつら細かいな〜」

って思われてるんだろうなって思います。笑

 

そういう「日本基準」の細かさは

カスタマーサポートをしていても感じることが多く

日本人のお客さんは、自分の価値観や自分の期待値基準で

サービスを求めてくる人が非常に多い。

「普通ココまでやるべき」とか「○○社はここまでしてくれる」とか。

 

それに比べて海外のお客さんは

納得いかないことがあればすごく不満をぶつけてくるけれど

こちらに求めてくることはすごく建設的で

「○○の理由で、うちの会社ができることはここまでです。」ということを

「そんなもんなのか」と受け入れてくれるので、話しがしやすい人が多い。

 

いろんな国でいろんな人をみて、

個人的には日本が一番好きな国。

日本人の「細かい」部分も裏を返せば「拘りが強い」ということで

この拘りの強さがハイクオリティな製品やサービスを生み出してきたわけで。

長所と短所は裏返しです。

 

でも、これからの時代はもう少し「日本基準」の枠を取り払って

物事を見ることで、もっともっと世界と上手くやっていけるんじゃないかな〜

と、しんみり考えたりする今日この頃でした。

 

 

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