カナダで働いているとよく感じるのが
「日本人って、とっっっても正直な民族なんだなぁ。」ということ。
日本人の感覚では信じられないくらい、
お店やオーナー側はぼったくる姿勢です。^^;
先日は、働いていたカフェのお給料をもらいに行ったら
45,5時間分支払われるべきところを、29時間分しか支払われていませんでした。
私の16,5時間はどこへ消えた…
ということでオーナーに尋ねてみました。
メールを送ってみると、5分後に速攻返信。
「その通り、自分がミスしてた。現金で渡すから店に取りにこれるか?」
…いや、認めるの早すぎでしょ!
さては、人件費としての税金を抑えるために
わざと差し引いて支払ったんだろうと思います。
「ただのミスじゃないの?」と思うでしょ。
そもそもともち(筆者)も日本で働いていた時は、
こんな風に人を疑う発想もありませんでした。
でも実はこの給料差し引き問題、カナダではとてもよくある話。
掛け持ちで働いているスーパーでも
たまに同僚が「1時間少ない!」と請求しているのを見ます。
飲食店系のバイトだけでなく、知り合いが働いていた
ある程度の規模のIT起業でも似たようなことがありました。
「気付かれなかったらラッキー」くらいの感じで
平気で給料を少なめに払ってくるんです、こっちの会社って…
お給料だけでなく、お買い物時にも注意が必要!
スーパーマーケットでバイトをしているのですが
いつもマネージャーが言うことは
「お釣りを少なめに返せ!!」
初めてきいた時は、この人頭がおかしいのかと思いました。^^;
要は、レジ金額がショートするとマネージャーが本社から責められるので
レジのマイナスを出さない様にお客から数セントぼったくれということ。
特に観光客や酔っぱらいが来ると
「あいつらからは50セントや1ドルとれるぞ。見てろ!」
と、得意げにお手本を見せてくれます。
私は実践しませんけど…。
「正確にお釣りを返して、プラスマイナスゼロにしろ」
というのが日本の常識。
ただココは移民の国カナダなわけで、そんな常識は常識じゃありません。
驚くことばかりで、純粋で素直な日本人の心を
どんどん汚されるような感覚に、始めはかなりストレスでしたが
これが現実。
現実を知った上で素直に、純粋に振る舞えたら
それがきっと本当の素直さなんだろうなぁ。
これもまた、海外の凄味です。
海外旅行に行く際は、もらったお釣りを数えましょう!
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