海外生活で気付く「日本人の協調性の素晴らしさ」

海外生活をしていると誰もが感じる「常識が通用しない」お話しをします。

先日改めて感じたのが、公共交通機関でのマナー。

ある日地下鉄に乗っていると、5〜10人くらいの団体の子供達(小学校低学年くらい)と
引率の大人2〜3人が同じ車両に乗ってきました。

「ちょっと賑やかだな、まぁ子供達だから仕方ない」
と思って気にせずにいたのですが、
数名が相当大きな声で喋っていて、あまりにうるさい…。

あんまりうるさいので見てみると、
大声で話しているのは、小学生ではなく大人の引率者だった…!

子供達を挟んで若干遠い席に座っていたので、
お互いに声が届く様に大きな声で話していたというわけ。

何ていうか、大人がコレなら
教育もマナーもあったもんじゃないです。^^;

公共交通機関でのマナーといえば他にも違う点がたくさんあります。
例えば、携帯電話での通話は全然オッケー!
ペット持ち込みオッケー!
たまに地下鉄の車内でギターの弾き語りとか始めちゃう人もいます。

日本みたいに「静かにしておかなければならない」
という空気がないので、楽と言えば楽だし自由。

「ルール」が少ない分、個人個人のモラルが必要になってきますね。。

昨日は何か別車両で事件があったらしく、
頭から血を流した男の人が警察官につれられて駅のホームを歩いていました。

その前は、深夜に乗ったサブウェイがなぜかすごく急いでいて
乗車、下車するタイミングも無いくらい
ドアが速攻開いて速攻閉じるということもありました。

実際に女の人が下車しそびれて、
「え!?信じられない!!!閉まるの早すぎでしょ!」と叫んでいたら
周りの人が「ほんと、クレイジーだね」みたいな感じで
笑っていました。
日本だと本社苦情になるようなことでも、こちらではみんな気にしない。

あの時のサブウェイは本当にいろいろ高速で
通常だと10分かかる道のりが5分ちょっとで着くくらいの勢い。

カナダの人がいつも、異様に早くから下車の準備をする意味が
この時にわかりました。

ちょっとマナーの話しからズレましたが、
海外でいろんな経験をして感じることは
日本人は協調性がある民族だなぁ…
ということ。

若干堅苦しく感じる日本のマナーも、
結局、みんなが気持ちよく公共の場で時間を過ごすための知恵。
当たり前になりすぎで「ルール」という感覚になっているけど
ルールの根源は「自分がその行動をとると、同じ空間にいる人達が
嫌な思いをする、不快になるから止めよう」というところなんですよね。

集団になりすぎて、自分たちと違うものや人を認めにくい
という欠点もあるけれど、
「人を思いやる」ことで生まれた協調性の文化は素敵だなぁ。
と、改めて本来の日本の良さに気付く今日この頃。

よく聞かれるのが「カナダと日本どっちが良い?」
という質問ですが、答えは「比べる対象じゃない」です。
根本的なものが違いすぎて、どっちがいい悪いではなく、
どちらも違った部分で良い面と悪い面があります。

こうやって日本を客観的に見て
新たな面を発見できるのも、海外留学の素敵なところです^^




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