２０代の後半も後半にさしかかり、

全く新しい業界で仕事を始め、最近自分自身や周りの人達を見て思うこと。

それは、

「頑張り方を知っているって、何をするにしても大切だなぁ。」ということ。

人間基礎力として。

 

 

今私は、これまでに全く関わりがなかった「旅行業界」について、

みっちりと研修を受けてイチから勉強しているところです。

研修期間は限られていて、覚えることもたくさんあり

「いつまでにこれを全て頭に入れなければならない」

「いつまでにこのスキルをマスターしなければならない」

という、学生時代を思い出す様な場面がたくさんあります。

 

そんな中で、やっぱりできる人と出来ない人の差が出てくるわけですが

その違いは「危機感を感じて、逆算して自分を追い込めるかどうか」

なんだと思います。

もちろん基本的な能力や経験値、向き不向きには差はありますが、

実際に差が出るのはそこではなく、頑張り方を知っているか知らないかというところ。

自分がどれだけやれば、達成したいレベルに達すのか

それによって、家に帰っても時間をとって勉強したり

早めに学校や会社に行って自主練習したり……

その積み重ねで、人に追いついたり人より秀でたりするものです。

 

自分は、要領が悪くて覚えも悪く、一つのことを出来る様になるまで

人一倍時間がかかるタイプですが、それは自分が一番分かっていることなので

どれだけ人より努力しなければいけないかも知っています。

そして、努力をすればいつの間にかライバルを抜いてた！ってことが

よくあることも知っています。

人より能力が劣っているからって落ちこむこともマイナスになることもなくて、

だったら、人よりやればいい。と思っています。

その基礎を教えてくれたのは、かなりハードだった中高時代の部活と

初めて就職したテレビ業界、そしてその後に転職したリクルートでした。

 

今、自分よりも経験の少ない若い子たちと働くことも増えてきて

少し客観的に見えることも多いのですが、どんな時でも、どんな場所でも

どんな相手でも、どこの国であっても、どの人種であっても、

人間の本質って一緒なんですね。

 

何かを達成しなければいけないとき「ヤバいのは分かってるけど…」と

言いながら何も行動をしない人もいます。

それはきっと、やる気がないのか、頑張り方が分からないのかのどちらか。

 

「ベストを超えろ」とか、「１００パーセント以上の力を出せ」とかよく言われたけど

今になってつくづく、その通りだな〜と感じます。

人間って、常に実力以上のことに挑戦していかないと

スキルも知識も、一生滞ったまま。

でも新しいことに挑戦したり、何かを乗り越えることを繰り返していくと、

勉強のしかたとか頑張り方も

どんどん要領がわかっていくんですね。

 

努力したり、必死になることって、感覚でしか身に付かないので

とにかく、頑張ったり達成し続けることで「頑張り方」も自然と身に付くんだろうな。

 

Aのことを１００やれる人は、Bのことも１００やれる。

Aのことを５０しかやれない人は、Bのことも５０しかやれない。

って、昔父親が言っていました。

実際に、何かの分野で一流の人が、趣味で何かを始めると

その趣味のクオリティもめちゃくちゃ高いんですよね。

 

語学だって何だって本質は一緒。

「本気スイッチ」を入れた時に、どれだけやれるかが鍵なんですね。

 

私自身、まだまだ超えなければいけない壁がたくさんあるので

もっともっと頑張って、「頑張る力」を身につけて…

その先にあるものは、達成した時にしかわかりません。

たぶん、更なる目標ができて、一生頑張り続けるんだろうな。

 

 

 

 

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