最近テレビでも取り上げられることが増えてきた、マレーシアでの移住生活。
20〜30代の人たちは何を求めて日本を抜け出し、マレーシアでどんな人生を送っているの…?とちょっと気になっている方も多いのではないでしょうか。
そして何を隠そう私も28歳でマレーシアへ転職してもうすぐ3年目を迎えるひとり。初めは1〜2年だけのつもりで飛び出してきたマレーシアですが、まだまだこの国に住み着きそうです。
そんな筆者がマレーシアへ移住する若者達のホットな現状を、マレーシアからお届けします!
Contents
移住の目的は人それぞれ
マレーシアで生活を始める目的は、もちろん人それぞれ。
- 低い収入でラグジュアリーな生活がしたい
- 英語力を延ばしたい
- 異文化の中で生活してみたい
- どこでもいいから海外で生活をしてみたい
- 周辺国をたくさん旅行したい
- 心からマレーシア(東南アジア)が好き
- 会社の転勤で(駐在さん)
ざっとこんなところでしょうか。
自ら望んでマレーシアで生活を始める日本人(20~30代)の大半の方が、
上記の理由のどれかに当てはまるのではないかと思います。
因みに筆者は、2番目と3番目の理由でマレーシアに来ました。
とは言っても、ある程度インフラが発達している英語圏の国ならば、正直マレーシアでもどこでも良かったのです。
以前はカナダに留学しており、ヨーロッパに強い憧れがあり欧米にしか興味がなかったため、もっと視野を広げて世界を見るのも面白そうと思いました。
会社面接で「なぜマレーシアに来たいと思ったのですか?」という質問に対して
「今まで興味がなかったから」と答えたくらいです。笑 (結果採用)
未だに「何でマレーシア来たの?」と質問されたら「仕事が決まったから」というのが答えです^^;
こんないい加減な根拠で、マレーシアに何の思い入れもなかった私みたいなヤツだって住み着くくらい、マレーシアはどこか魅力的なのです。
マレーシア生活 住居、物価
住居
マレーシアに住む日本人は、ほとんどがコンドミニアムを借りて生活しています。24時間セキュリティガードがいて、プール、ジム付きが常識。
日本人が住むような、セキュリティがしっかりしているコンドミニアムの家賃相場は大体こんな感じでしょうか。(2019年現在クアラルンプール周辺都市)
- 1ルーム のユニット: 約45,000円〜62,000円
- 2ルームのユニット:48,000円~67,000円
- 3ルームのユニット:54,000円〜67,000円
上記は、キッチン、バス、リビングが備わった1ユニットの金額。
2ルーム、3ルームとなるとキッチンとリビングは共有ですが、バストイレは一部屋にひとつ付いているタイプもあります。
部屋数の割に金額の差異はなく、ルームシェアが一番安く住むので
友達や同僚と一緒に住んでいる人も多いです。
物価
家賃を見て頂くと分かる様に、マレーシアの物価は全体的に安いです。
無論、それが「低所得なのにラグジュアリーな生活ができる」のカラクリ。
月の生活費は家賃や食費込みで大体10万〜13万円くらいで、外食したり欲しいものをかったりしてもその中に納まります。
マレーシアの物価については別の記事で具体的に解説しているのでぜひご覧下さい^^
食事
日本人が住み着きやすい理由として、「ごはんが美味しい」とよく言われています。
たしかに、マレーシアは中華系の民族が多いためおいしい中華料理が安く食べられるのと、醤油味の料理が多いので、日本人の馴染みやすい味です。
他の東南アジア諸国同様、基本的に辛いものが多いので、辛いものが嫌いな筆者は苦労することもありますが、それでも充分においしいご飯が食べられる環境です。
日本食屋さんも多いですし、スーパーで日本の調味料も手に入るので、お家で料理すれば、日本と何ら変わりない味の日本食を食べることができます。
こういった事情があり、個人的にはカナダに住んでいた時より食に対するストレスもなく、体調も良いです。
マレーシア生活 治安
マレーシアの治安は良いという話しもありますが、日本に比べたら悪いです。
(それはどこの海外諸国と比べても同じですが)
貧困の差が激しいので、どうしても私たち日本人は狙われやすいです。
現地の人達の給料の、軽く3〜4倍の収入がなければ日本人がマレーシアで働く為のワークビザが降りないので、必然的にここでは日本人が大金持ち。
そんなことは現地の人もご存知な様で、周りでひったくりは頻繁に起きています。
物価が日本の3分の1ということは、給料の価値が3倍ということ。
マレーシアで15万円の給料は、日本で45万円の給料と同じ価値があるということになります。(因みに現地の人の給料は日本円にして3〜5万円くらい)
そりゃ狙われますよね。
実際に周りでこんな事件が起きました
会社通勤中にひったくりにあった
道路の横の狭い歩道を歩いていたら、バッグを取られた。
その中にパスポートや財布が入っていたので大変なことになったことになったという話しを聞きました。(同じ会社の人)
また別の人は、ひったくりの際にすこし引きずられて足にたくさんの擦り傷を追っていました。
夜道を歩いていたら凶器をもって追いかけ回されたとかいう人もいたので、この国で油断は禁物です。
空き巣に入られた
これは筆者の実体験。
未だに犯人や手口は謎のままですが、普通に一人暮らしをしていた部屋に留守中誰かが侵入。引き出しにしまっていた現金約10万円が盗まれました。
気味の悪いことに、ドアの鍵は壊されておらず、窓が開いた形跡もない。
更には帰宅時にドアの鍵がかけられていたので、恐らく犯人が合鍵を持っていた様子。数ヶ月してからその家を出ました。
ちょっと驚かせてしまったかもしれませんが、これが海外!
マレーシアに限らず危険は付き物なので、用心しながら生きていけばきっと大丈夫。大切なのは、自覚を持って自己管理を心がけることです!
マレーシアの就職、転職
マレーシアで生活する人たちは、日本から就職活動をして、Skype面接等で面接をして採用されることが多いです。(特にコールセンターの場合)
筆者も初めは「Skype面接だけなんて、この会社大丈夫?」と心配になりましたが、電話面接は今や常識。マレーシアの日系企業だと話しは別な様ですが、外資のコールセンター系はほとんど電話面接のみだそうです。
一般的な職種、給料
クアラルンプール近郊都市の日本人採用は大体5500リンギット〜7500リンギットくらいの給料。(約148,000〜200,000円)
職種はコールセンター、カスタマーサポート、日系企業の営業職が多いです。
稀にITサポートや事務系等の仕事が出ています。
今、マレーシアで暮らす若者の将来は
今、マレーシアで暮らす20~30代の人達は、ここから何をしていくのでしょうか?私の知っているかぎりは、マレーシアの住み心地が良いので、マレーシア国内で転職する人が多いです。他、タイ等の東南アジア諸国に転職したり、ここでお金を貯めて他の国に留学に行ったりしている人も多々います。
もちろん日本に帰った人もいますが、私の周りでは少数派。
こんな悠々自適生活がカンタンに手に入り、仕事とライフスタイルが安定してる環境に若い頃から身を置くと、日本に戻るのが窮屈になるのもうなずける。結婚、出産とこの国でするのもありかな〜なんて思っている女性も多いはずです。
近年マレーシアに飛び出してきた20~30代の若者だけでなく、タイやベトナム等別の東南アジア諸国に移住する人も増えているのが現状のなか、
それはそうと、こんな状態で日本の将来は大丈夫か?なんて思いますが、
人生の選択は自分次第。
将来国がどうなってしまったら、自分や家族の身を守るのは国ではなく自分だから、自己責任で飛び出すのです。
なんてちょっと真面目な話しをしましたが、大体の瞬間は何も考えずに自由奔放に生きています ^^;
仕事はきっちりする、プライベートはきっちり休んで楽しむ!というライフバランスがとれた生活を求めて、マレーシアに移住するのもオススメです^^
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