気を使いすぎる日本人

カナダでの生活

カナダで色んな国の人に囲まれて1年以上生活し、

それまで憧れだけだった海外に対しての見方が変わったり、

日本の「素敵だな〜」と思うところが見えてきたり

とても良い人生経験になっています。

そして最近改めて感じたこと…

それは、

海外で生活していると、周りの目を気にしなくなる

ということ。

そりゃ人なので若干は気にしますが、

人と接する時に

「こんなこと言ったら相手にひかれるかな…」

「こんなことしたらウザいって思われるかな…」

「ここは立場的にこうするべきかな…」

といった人の目、社会の目を気にすることがすごく少なくなります。

 

最近トルコ人の彼の友達2人(フランス人)が旅行に来ており

約一週間4人で過ごすことが多かったのですが、

この2人、もちろん私とは初対面。

初対面の人と会うのって、すごく気を使いますよね。

1日〜2日ならまだしも、みっちり1週間ほぼ一緒に生活。

私はもともと誰にでも気を使うタイプで、

会話ひとつにしても「空気読まないと…」とか

「頭悪いのがバレることは言わない様にしよう」とか(トホホ…)

「彼女としてこう振る舞わないと」(彼の友達の場合)とか

いろいろと考えるタイプなのですが、

フと1日目を終えた時に、あることに気付きました。

海外の人と絡む時は、

スイッチが切り替わっている…!

あの独特な気疲れがなかったんです。

人として最低限の常識はわきまえた上でですが、

自分の行動や発言ひとつひとつに対して

過剰に気にしないモードに入っていたんです。

 

カナダに来て、日本人以外の色んな文化の友達と接して

気付いたことがありました。

「日本人は、いろいろ気にし過ぎ」

だから、日本人同士のコミュニケーションの取り方のまま

海外の友達と絡むと、ムダが多すぎてすごく疲れてしまうんです。

(自分が思うほど相手は気にしてないので)

一種の取り越し苦労ってやつですね。

(これが逆パターンだと「帰国子女は…」って言われるんでしょうか)

「日本人は間接的に言いたいことを伝える」とよく言われる

最近すごく思うことは

「日本人は言葉ひとつひとつに対して、気を使う人が多いな」

ということ。

それはきっと、「この発言をすることで、自分が相手にどう思われるか」

を気にするから。

「日本人は周りの目を気にしすぎて、人と違うことができない、個性がない」

と言われるのも納得ですよね。

でも逆に言うと、

「常に相手を思いやっている」のではないかと私は思う。

こんな言い方をしたら、相手が傷ついてしまうかな…

こう言った方が、相手が明るい気持ちになれるかな…

などを無意識に考えているから、直接的な言葉を使わないし

時に遠回しな言い方をすることになる。

まぁ、これが余計な気疲れに繋がったり

「日本人は分かりにくい」と言われたりする原因にもなるんだろうけど、

私は素敵なことだな〜と思います。

国の文化や社会性が「自分にあう」「自分にあわない」はあるけれど

「どっちがいい」「どっちが悪い」ではありません。

国際人としてやっていくには、

その辺りの立ち振る舞いも上手く切り替えて、

自分にも周りにもストレスにならない人付き合いをすることが大切なんだと

海外生活1年過ぎたところでようやく気付きました。

ここに自分で気付けたのも、留学に行った成果のひとつかな…!と ^^

これから海外留学をしたり海外の人と絡む時は

「ちょっと肩の力を抜いて」接すると、お互いノンストレスな

コミュニケーションがとれるのではないでしょうか^^




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