カナダの多文化の中で、
日本人の純粋な心を持って仕事をしていくのは
結構大変…。
筆者は、半年近く勤めたカナディアンのカフェを
辞めることを決めました。
理由はスケジュール的なものもあったのですが
インド人のオーナーと働くのがストレスすぎる
という理由も半分。
特にうちのオーナーは酷いのですが、
どんな風に酷かったかと言うと…
・給料明細の時間を間違えて
数時間分少なく支払われることがある
・30分くら残業しても残業分は支払われない
・1時間以上のスタッフミーティングに強制参加、無給。
・シフト予定時間の前にメールがきて
「30分後に来れるか」と早出を要求される
・シフト外のプライベートタイムに電話してきて
「昨日あれをしていなかっただろ!なぜだ?」と怒ってくる
・賞味期限切れのサンドイッチの
賞味期限シールをはがして再度販売する
・法律上の定められている休憩時間を与えない
・それについて意見をした従業員をクビにする
・オーナーに意見して辞めた従業員を店立ち入り禁止にする。
(店に入ってきたら警察を呼ぶという)
…と、これは私に対する事ばかりでは無いのですが
こうやって書き出してみると、改めて酷い…笑
普段コミュニケーションをとるには
気さくでフレンドリーという感じですが、気分次第で変わるし
実際にやっている事は酷い。
従業員をただ道具として使っているとしか思えない!
そんなモヤモヤを抱えながら
まぁ仕事自体とお客さんは好きだから
楽しくやっていたのですが…
やはり自分の気持ちを隠すのは良くないですね。
ある日、爆発しました。
このところ私に対して口うるさく言ってくることが多くなり
イライラしていたある日、
いつもの様にオーナーが来て
何か機嫌が悪そうな雰囲気…。
案の定私に対して
「あれはしたか?」「これはどうした?」「何でしてない?」
と当たってきた。
…そして、ある理不尽な事を言われた瞬間
プチンッ
ときました。
本来温厚な性格で←
あまり感情的にものを言うことが無い私。
これまで仕事を辞める時はそれなりに丁寧に、
何か正当な理由をつけて辞めるタイプだったのですが
今回ばかりは言わずにいられませんでした。
「あなたと働くのがすごくストレスだから辞めます。
意味の分からないことですぐに怒ってくるし、
プライベートの時に電話してくるし、
あなたのマネージメントはどうかと思う…」
と、まぁカンタンに言うとこんな感じのことを
ハッキリ伝えて辞めることにしました。
オーナーは自分の人間性を指摘された様な感覚で
ショックを隠しきれず…
「お前から雇ってくれと言ってきて、
お前から辞めるのはフェアじゃない」とか(それ普通だし)
「仕事と人間性を一緒に考えるな」とか(いや人間ですから)
筋が通っている様で、全く通っていないことを
いろいろ言ってきました。
思った以上に傷ついてた様なので
ちょっとかわいそうでしたが、
結局誰も「オーナーが嫌だから辞める」という
本当の理由を本人に伝えないまま辞めていくのが普通なので
オーナーにとっても良い経験になったんじゃないかと…^^;
ちなみにオーナーが原因で、この2ヶ月で5人くらいが辞め、
ほとんど新しいメンバーになります。
※カナダの法律では、最終出社日の2週間前に
退職の旨を伝える必要があります。
これまでは「アジア人はハードワーカーで文句を言わない」
という気質から韓国人や留学生ばかりを採用していたのですが
私を含め最近のアジア人の反抗に懲りたのか、
今度はコロンビア、ウクライナの学生を採用していました。
正直に言って、アジア人の学生は舐められています。
足下を見られて不正をされるということもよくあるので
そんな悪いオーナーの元で無理して働く必要な無いです。
オーナーが従業員を選べる様に
こちらもオーナーを選べるのですから、フェアであるべき。
ストレスを抱えながら、
スタッフを使い捨てするオーナーの元で働く必要な無い。
違う文化の中で働くって大変ですが
すごくいい経験になります。
最も、何事もパーフェクトな環境は無いので
いろいろと総合的に見て、我慢できるところは我慢しましょう!
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